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情報を広く・正しく伝える「UDフォント」導入のヒント

情報を広く・正しく伝える「UDフォント」導入のヒント

こんにちは、デザイナーの大石です。

近年SDGsの取り組みが社会に広まり、多様な人が生きやすい社会の実現に向けた取り組みの一環として、ユニバーサルデザインが重視されるようになってきました。
UDフォントは、このユニバーサルデザイン(Universal Design)の考え方でデザインされたフォントで、可読性・視認性・判読性が高く、年齢や障害の有無に関わらず誰にでも読みやすいのが特徴です。

最近は自治体の広報や教育現場公共交通機関の案内表示などで目にするようになりましたが、Webサイトやアプリではまだほとんど普及していない印象です。それだけに、UDフォントの導入は、他社サービスと差別化できるポイントでもあります。
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UDフォントの選び方

UDフォントで検索するとさまざまなフォントがヒットしますが、UDフォントに明確な定義はなく、各フォントメーカーの基準で作られているのが現状です。たいていの場合、フォント名に「UD」がついているので見分けがつくでしょう。UDフォントにもゴシック体や明朝体、教科書体などがあり、デザインの雰囲気や用途に応じて選択できます。
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読みやすさについてのエビデンスを提示しているメーカーもあるので、チェックしてみてください。

UDフォントの入手方法

まずはUDフォントを使ってWebやアプリをデザインするために、デザイナーのパソコンにインストールする必要があります。フォントの契約やWebフォントとしての使い方は、他のフォントと変わりません。購入またはサブスクリプションのいずれかを選ぶのが一般的ですので、フォントを使うプロジェクトに応じて、入手方法を検討してください。

購入
・1つのフォントを恒久的に使える
・買い切りのため、長く(数年)使い続けるほうがお得
・すでに使うフォントが決まっている場合におすすめ

サブスクリプション
・多数のフォントが契約期間中のみ使える
・契約期間に応じてコストがかかるため、制作に必要な期間だけ契約するほうが安くなる
・フォントが決まっておらず、いろいろ試しながら選びたい場合におすすめ

なお、Webサイトにフォントを表示させる場合は、Webサイトを公開している間、フォント配信サービスを契約する必要があります。また、アプリなどに組み込む場合も別途ライセンスが必要になることがありますので、ご注意ください。

多くのUDフォントは1書体あたり数万円の費用と、配信サービスなどのランニングコストがかかります。キュレーションメディアのように、読みやすさがユーザー体験に直結するコンテンツでは費用対効果が高いと思われますが、それでも気軽に導入できるものではないでしょう。

そこでおすすめなのが、無料のUDフォントです。種類は限られるものの、Google FontsからいくつかのUDフォントが提供されています。Webフォントとしても無料で使えるため、試しにUDフォントを使ってみたい方は、まずはこちらを検討されてはいかがでしょうか。
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Google FontsのUDフォント

また、自治体や教育機関などの公共団体向けに特別価格のプランを用意しているメーカーもありますので、チェックしてみてください。

公共団体向け UDフォントプラン | 株式会社モリサワ

弊社では、Webやアプリをデザインする際、ご要望に応じて最適なフォントをご提案いたします。
UDフォントに興味をお持ちの方は、その旨をお書き添えの上、ぜひご相談ください。

2024/10追記: フリーランスHubで当ブログが紹介されました!

この度、レバレジーズ株式会社様が運営されている『フリーランスHub』にて、
ユニバーサルデザインに役立つ記事として当記事を取り上げていただきました。

レバレジーズ株式会社様の記事はこちら:
「みんなに優しいデザインを!ユニバーサルデザインに役立つ記事を紹介」


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