CO2排出量を“把握できていない企業”へ|GX時代に求められる管理システムの作り方

CO2排出量を“把握できていない企業”へ|GX時代に求められる管理システムの作り方

近年のカーボンニュートラル実現に向けた政策の加速に伴い、一定規模以上の事業者においては、CO2排出量管理の重要性が一層高まっています。
今やCO2排出量管理は、企業の評価そのものへ直結する最重要業務となりつつあります。

本記事では、
  • なぜ今CO2排出量管理が重要なのか
  • 企業が直面する課題
  • PiomatixLBSを活用したCO2排出量管理の例
  • 当社ができること
について詳しく解説します。

法改正により企業に求められるCO2排出量管理

2026年4月以降、GX推進法に基づく制度整備により、一定規模以上の事業者は、排出量取引制度への加入が義務化される予定です。
これにより、毎年度のCO2排出量を算定し、国に報告することが求められます。
また、これまでのように企業が直接排出するCO2(Scope1)だけでなく、電力使用による間接的な排出(Scope2)、さらには取引先を含めた排出量(Scope3)まで把握することが求められるケースも増えています。

しかし、残念ながら現状それが可能な企業は非常に少ないと言わざるを得ません。
現在、貴社では以下を即時に把握できるでしょうか。
  • 拠点別のCO2排出量
  • 車両ごとの排出量
  • 日次の排出量推移
  • 取引先の排出量
一つでも即答できない項目があれば、CO2排出量管理の仕組みを見直すタイミングかもしれません。

CO2排出量管理の課題

1. データが分散している
拠点・部門ごとに管理方法が異なり、データ統合に時間がかかる。

2. 手作業管理による人的ミス
Excel管理では更新漏れや計算ミスが発生しやすい。

3. リアルタイム性の欠如
経営判断に必要な最新データを即座に取得できない。
GX推進法改正に対応するためには、従来のExcel管理や部門ごとの分散管理では限界があります。
これらを実現するためには、CO2排出量管理システムの導入が不可欠です。
しかし、CO2排出の形態は企業ごとに異なります。
工場中心型、オフィス中心型、車両・物流中心型など、事業者により形態は様々ですので、 自社の業務に合わせた既製システムを選定するのはかなり難しいでしょう。

PiomatixLBSを活用したCO2排出量管理の例

多くの企業に関連する例として、社用車やトラックのCO2排出量管理を挙げます。
車両は、その重量や走行距離に応じてCO2を排出するので、当然集計対象に含まれます。
従来は、以下のような煩雑な作業が必要でした。

  • 走行距離を手入力
  • 燃料使用量を計算
  • 排出係数を掛け、排出量を計算
  • 車両ごとのデータを集計
  • 事業所ごとのデータを集計

しかし、PiomatixLBSを活用する事で、これらを自動化する事が出来ます。
PiomatixLBSに関しては、過去にもご紹介している為、こちらの記事も是非ご覧ください。
(→PiomatixLBSで最適な巡回ルートを見つけよう!(前編)

PiomatixLBSには、走行軌跡データからCO2排出量を算出できる機能があります。
今回はこの機能を使って、走行後にCO2排出量を出力するアプリの実装例をご紹介します。
前回の記事で、巡回ルートを地図上にプロットするアプリを作成したので、これを活用します。

まずは、GPSを使って現在地を取得します。
Future determinePosition() async {
Position pos = await Geolocator.getCurrentPosition();
currentPosition = LatLng(pos.latitude, pos.longitude);
notifyListeners();
return pos;
}
※一部抜粋 ※下部にある参考画像【1】をご覧ください。

そして、1秒ごとの走行軌跡を保存する処理を追加します。
void startSaveTrajectory() {
trajectory = [];
var id = 0;
saveTrajectoryTimer = Timer.periodic(Duration(seconds: 1), (_) {
if (currentPosition != null && isDriving) {
final now = DateTime.now();
final dateFormat = DateFormat('yyyy-MM-dd').format(now);
final timeFormat = DateFormat('HH:mm:ss.SSS').format(now);
var currentPoint = Trajectory(id: id, date: dateFormat ,
time: timeFormat, point: LatLng(currentPosition!.latitude,
currentPosition!.longitude));
trajectory!.add(currentPoint);
id += 1;
} else {
saveTrajectoryTimer?.cancel();
saveTrajectoryTimer = null;
}
});
}
※一部抜粋 ※下部にある参考画像【2】をご覧ください。
技術ブログ画像
最後に、走行データをCO2排出量算出APIへ送信しCO2排出量を算出します。

このように、PiomatixLBSを使えば、わざわざ後から計算しなくても、運転終了と同時に自動でCO2排出量を記録する事ができます。
また、車両ごとのデータをサーバーへ保存し、集計も自動化してしまえば、付随して様々な機能を付け足すこともできます。
例えば、事業所ごとに閾値を設定して、超過時にアラートを通知する、などです。

当社でできること

このように当社では、単なるAPI連携にとどまらず、CO2排出量管理に必要なデータ取得・算定・集計・可視化までを一貫して設計・構築いたします。
業務内容や組織体制は企業ごとに異なります。
そのため、既製パッケージの導入ではなく、業務フローに適合したオーダーメイドの排出量管理システムをご提案いたします。

また、iOS・Androidアプリ開発、Webシステム開発、クラウド環境(AWS等)の設計・構築まで、幅広い技術スタックに対応しています。
モバイルアプリによる現場データ取得、Webダッシュボードによる可視化、クラウド上での安全なデータ統合基盤構築など、エンドツーエンドでの実装が可能です。

さらに、既存の基幹システムとの連携や、これまで人の判断に依存していた複雑な業務プロセスの自動化にも対応いたします。
デザイナーも在籍しているため、操作性と視認性を重視したシステム設計もお任せください。
GX推進法改正への対応は、単なる法令対応ではなく、経営基盤の高度化でもあります。
貴社の事業特性に最適化されたCO2排出量管理体制の構築を、技術面から強力にサポートいたします。

ご相談・お見積もりは無料です。
まずは現状の課題やお悩みをお聞かせください。

※本記事は2026年時点の制度動向をもとに作成しており、今後の制度改正により内容が変更される可能性があります。
※本記事のサムネイルはAIにより生成しております。

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